1月14日に開催された第36回 壱岐の島 新春マラソン大会のハーフマラソンを走ってきました。
全国マラソン国盗りは、今回の長崎県で46。いよいよコンプリートが見えてきました。
今回は、夫婦で旅RUN。私がハーフでかーちゃんが10キロをエントリー、かーちゃんは昨年4月の青森マラソン10キロ以来の大会出場だったが…。
前日の金曜日、正月にインフルに罹っていたおかあさんが肺炎を併発し高熱が続いているとのことで、かーちゃんの旅行が急きょ取りやめに。2019年1月の福岡遠征(海ノ中道パノラママラソン)の際も、おばあさんが亡くなり急きょ名古屋に戻ったこともあり、大丈夫とは思うが、何かあったらすぐに駆け付けられるようにとのこと。私一人での旅RUNとなった。
朝、5時30分自宅を出発。かーちゃんに送ってもらい車を降りて別れたが、名古屋空港はまだ開いていなかった。6時からだそうで、いったん帰路についたかーちゃんにもう一度戻ってもらい合流、車の中で開場を待つ。6時過ぎ、自動ドアが開くと20人ほど待っていた旅行客が空港内に入っていった。
私もすぐに自動チェックイン機へ。自分のチケットを発券した後、FDAのカウンターへ。15日の帰りの分だけでもキャンセルできないかと問い合わせてみる。昨晩、帰りの便の時間を変更したこともあって確認に手間取ったが、若いカウンターのお姉さんが、ベテランさんにも聞きながら対応してくださり、行きの分も合わせた全額二万八千円が返金できるとのことでした。あきらめていたのですごく得した気分になりました。


土曜日の早朝便、搭乗口近くには色とりどりのFDAの機体が並んでいて爽快でした。県営名古屋空港から出ているFDAはすでに全部搭乗したことがあり、こちらは先にコンプリートしています。
7時定刻通りに出発、8時35分福岡空港到着しました。




空港からは地下鉄で天神へ。そこから西鉄バスで博多埠頭へと向かう。天神ソラリアステージ前で90番のバスに乗ると調べていたのだが、時間に到着したバスに乗り込んだところ、90番の博多埠頭行きではなく、中央埠頭行きだった。電光掲示板の上に90番が表示してあったので乗ってしまったのだが、90番のバスが遅れていたようだ。動き出した後に気づき、途中の福岡国際会議場前でバスを降りて15分程歩いて博多埠頭へ向かった。(今回の旅は何かと勘違いして歩き回ることになります。)





9時30分、高速船乗り場に到着。乗船手続きは45分からとのことでここでも並んで待つことに。ネットで2人分予約していたので、こちらでも一人のみ乗船を伝える。新春マラソン参加者の2割引きのチケットを提示し、一人分の往復9600円の引き落としですんだ。
出航までの間に、本日と明日の宿に1名キャンセルの連絡をする。明日宿泊のザ・ベイシック福岡は2ベットからダブルベット1つの部屋に変わったものの料金の変更はなし、本日宿泊の明るい農村は、何度かけても電話がつながらなかった。(うまく転送されなかったようだ)。
10時45分、高速船ジェットフォエル乗船。1時間10分の船旅だ。



高速船は揺れることもなく時速60キロで航行。11時55分芦辺港に着岸した。高速船を降りると新春開運ツアーの掲示物をもった方がいて、バスの乗車場所のフェリー乗り場を案内してくれた。
フェリー乗り場の駐車場には馬に乗った少弐資時の像。元軍が1274年、1281年と対馬、壱岐を襲撃したときに戦った青年の像がある。勇ましい銅像だ。




「神々の島壱岐」新春開運ツアーに2名で申込みをしていたので、添乗員さんに1名の参加となることを伝える。当日キャンセルはきかないので参加者プレゼント2人分を頂き。昼食のバイキングでのお刺身も2人分頂くこととした。



一人2000円だが、素敵なエコバックや昼食、半日の島めぐりがあっての料金なので大満足です。
バスに乗り込みまずは郷ノ浦港へ。ここで2名、そこからすぐの昼食会場「かもめの朝ごはん」でも4名合流し、ツアー参加者は20名となったが、定員40名だったのでバスも余裕で座れる。
「かもめの朝ごはん」でバイキング。あまり食欲はなかったがおいしいお刺身は二人分頂きました。



食後は、30分程近くを散策。「春一番」の言葉の発祥の地と言われる壱岐。元居公園にある船の形をした「春一番の塔」を見学。小高い丘から見る海は青く透き通っていてとてもきれいでした。




郷ノ浦港から鬼の足跡へ。鬼が踏んでできたという周囲110mの巨大な穴がある牧崎公園へ。ここの岩も見る角度によってゴリラに見えるそうだ。





次は壱岐一番の観光地、猿岩・黒崎砲台跡へ。高さが45mある玄武岩海蝕崖、サルの横顔に見えることから猿岩と呼ばれ壱岐のシンボルとなっている奇岩。
今回、来れなかったかーちゃんの代わりに連れてきた三男坊を入れて写真撮影。ピントが難しいや。


近くの黒崎砲台跡には、ここで準備された砲弾と戦艦大和の砲弾が飾られている。黒崎砲台からは一発も発射されなかったとのことだ。




壱岐中央部の道を通ると月讀神社をはじめいくつもの神社や古墳をめぐることになる芦辺にいったん戻り少弐公園へ。フェリー乗り場の銅像の少弐資時が祀られている。海岸線には海を見下ろす龍蛇神社がある。




ハーフのコースでもある白い砂浜がきれいな海水浴場前を通り、ツアー最後のパワースポット小島神社へ。潮の満ち引きによって出現する神秘の参道。その先に小島神社がある。太陽と月の引力が神様に会わせてくれるという神秘的なパワースポットだ。潮が引けてあらわれた参道を通って丁寧にお参りさせていただきました。


5時前にツアーは終了、芦辺に戻る手前のかねや別館にツアー参加者4人が泊まっているようで、私もそこでバスを降りることに。ここからスーパーによってビールを購入し、本日の宿「明るい農村」までキャリーバックを引いて歩いていく。3キロ弱で30分くらいと見込んでいたが、前日にヤフーマップでみるとかなりの上りだと気づく。かーちゃんも来てたら絶対けんかになってたろうなと思いながら、40分かけて宿まで歩いた。



宿に着いてチェックイン。電話がなかなかつながらなかったのは自宅の電話が鳴るだけで携帯に転送されなかったからだそうだ。どのみち当日キャンセルなのでなんともならなかったのだが、ここでもお刺身だけ二人分頂くことにした。部屋を案内していただく。宿泊する部屋はバリアフリーになっている離れ。2棟あって8部屋ずつくらいあったろうか?広すぎる部屋に三男坊のぬいぐるみと私。夕食前にお風呂でさっぱり。


夕食会場は母屋の宴会場。12名程度の食事が用意されていた。私の席には二人分のお刺身が盛り付けてあった。ご飯と味噌汁、小籠包に魚の天麩羅とデザートでした。
宿の方が、隣に座られたご夫婦も明日のマラソン走られますと紹介してくださりご挨拶する。ご夫婦でハーフマラソンを走るとのこと。私は連れがキャンセルとなり一人参加、マラソン全国国盗りで46個目、3月の広島県福山ハーフマラソンでコンプリートするなど話させていただきました。
ご夫婦も海外の国定公園を走るバケーションマラソンの様子などを話してくださり、旅RUN慣れしているようでした。全国国盗りコンプリート後の新しい目標になりそうです。
その他、乗鞍天空マラソンの話やいぶすき菜の花マラソンの話など、私の自慢話を聞いていただいて、一人旅の寂しい夕食になるはずが、とても楽しい時間を過ごすことができました。さらに、レンタカーで来ているので明日は会場まで同乗させてくださるとのこと。今日来た坂を30分かけて会場まで歩いていくつもりだったのでとても助かりました。

部屋に戻りもう一度お風呂で温まる。三男坊のぬいぐるみを取り出し金麦で乾杯。


いい気分になりながら、明日着る能登すずウルトラマラソンのTシャツにゼッケンをつける。
10年前に走ったウルトラのコースは甚大な被害となっており、被災された方々はマラソンどころではない。少しでも思いを乗せて走れたらと、このTシャツで走ることにした。


晴天。南風が吹き気温も高くなるそうだ。朝食は7時からしっかりといただく。


出発前、二人分を支払いチェックアウト、宿の方が申し訳なさそうに「壱岐の塩」2つをお土産にいただけました。機会があればかーちゃんとまた訪ねたいです。
8時30分、ご夫婦のお言葉に甘えてレンタカーに同乗、マラソン会場まで。「この道を歩いてきたんですか?」とびっくりされていました。さすがにハーフ前にこれを歩くのは無理があったかな、本当に助かりました。


イオンの駐車場に車を止める。キャリーバックは車に預かって下さったので、着替えを入れたリュック1つ背負って会場まで歩く。途中の橋には色とりどりの新春マラソン大会の幟が飾られていた。


会場に着くとすぐ小学校1年生の親子マラソンが始まる。10分間隔で小学校3年生までの親子ラン。その後10キロと続き、ハーフは9時50分スタート。


かーちゃんも10キロ走っておいでとスタート時間に合わせて三男坊とパシャリ。


荷物を預けた後、ご夫婦と3人で写真を撮影。私のHPを見せて写真アップの同意をいただく。
私が2時間、ご主人が2時間10分、奥さんが2時間20分くらいで走ると打合せ、折り返した後の海水浴場当たりで写真を撮りましょうと約束しスタートを待つ。

折り返しの左京鼻までキロ5分20秒くらいで走り、その後は写真撮影しながら走る計画だ。

5K 25:38(5:08)
10K 51:45 25:07(5:01)
15K 1:18:00 26:15(5:15)
Goal 1:51:58 33:58(5:34)
1時間51分58秒(5:18)
60代の部 6位でした。





左京鼻を折り返した後は、身長の高いご主人を見つけようと、写真を撮りながら走る。途中恐竜の恰好で応援している人と写真を撮ったが、全体が映っておらずよくわからない写真となってしまった。
結局ご主人を見つけることはできず、来ないなと思っている間に回収車とすれ違う。今のが最終ランナー?奥さんも見つけることができなかった。撮影をあきらめてゴールへ向かうが、ギアを上げることはできず60代5位の方にゴール1キロ手前で抜かれ6位でゴール。

ゴールするご夫婦の写真を撮ろうと思い、すぐに着替えてゴール付近へ。2時間10分くらいのランナーがゴールしているので待っていると、奥さんが「ゴールしました」と声をかけてきた。
ご主人は10キロくらい(スタート地点に一旦戻る)でリタイアし、イオン駐車場の車で待っているらしい。奥さんはキロ6ペースで2時間7分くらいでゴールしていた。予定よりずいぶん速いゴール。私は背の高いご主人が先に来ると思い込んでいたので見つけられず、奥さんも私が着ていたオレンジのTシャツのランナーが結構いたので見つけられなかったそうだ。

ご主人と合流する間に、私はひきとおしとぜんざいをいただく。おいしくいただきました。
車へ向かう道すがらもいろいろなお話が聞けて勉強になりました。とても魅力的なご夫婦でした。お二人とはここでお別れ、この後少し観光して、壱岐空港からプロペラ機で長崎へ帰るそうだ。本当にありがとうございました。


かーちゃんへ電話。いい天気でロケーション最高、気持ちよくゴールしたと伝える。おかあさんも変わりないとのことでひと安心。イオンでお寿司と金麦、コーヒー購入。フェリー乗り場の待合室で昼食とご褒美ビール。高速船出発まで時間をつぶす。街角ピアノが置いてあり、マラソン参加したランナーが「負けないで」や「炎のランナー」など演奏していた。

14時25分 芦辺港を出港。昨日より波も少ない。テレビでバスケットのオールスター戦を見いっていたら、いつの間にか2019年に海ノ中道パノラママラソン後に宿泊した志賀島近くの博多湾内を航行していた。

15時30分頃に博多港到着。 前日、チェックしていた牡蠣小屋は団体客で満員、そのままバス停に並んで博多駅へ向かう。



本日の宿はザ・ベーシック福岡。ロビーから見上げる圧巻のブックライブラリー、42mの吹き抜けのロビーに高さ8mの書庫が6本、5000冊の蔵書が収納されているそうだ。




前日に1名キャンセルの連絡をしたもののシングルなどはなく、2ベットから1ダブルベットの部屋に移り料金は変わらず。一人には広すぎる素敵な部屋でした。

さすがに疲れが出てきて食欲も出ない。すぐ近くのコンビニで金麦とサラダ、チキンなどを買って夕食とした。いつものように大会参加の夜は興奮でほとんど眠れない。
何度も起きて、ユーチューブや頂いたガイドブックなど見て過ごした。バケーションマラソンの検索もしてみたが全くヒットしなかったのが残念。

朝5時に動き出す。いつもなら朝ランするが睡眠不足もあり朝食を買いにコンビニへ行くだけにした。つくねの和風スープとおにぎりにした。

8時にチェックアウト。博多駅へ。通勤のサラリーマンとたくさんすれ違う。福岡空港までは20分ほどで到着。目に入った掲示板には「NAGOYA」「折り返し便1時間10分遅れ」とあったのでかーちゃんに遅れると電話。1時間以上の遅れなら10時頃保安検査場に入ればいいかと通路のソファーに座って待っていると、検査場入場の列がすごいことになっていた。
入場まで時間かかりそうだなと思い9時20分に最後尾に並ぶが、入口まで15分ぐらいかかった。検査場近くの大きな掲示板を見直すと、1時間10分遅れと表示されていたのが「NAGOYA/CHUBU」となっていた。その2段下に「NAGOYA/KOMAKI」とあり表示時間が予定通りの10:10となっていてびっくり。搭乗に間に合うか焦ったが、その後はスムースに検査場も通って9時45分には搭乗口前に着いた。そのまま勘違いしていたら乗り遅れるところだった。
何かと間違いの多かった今回の旅。その後10時10分に飛行機に搭乗したものの、離陸順番待ちで滑走路脇で待機となり、離陸できたのは10時50分。県営名古屋空港には予定より30分遅れの12時に着陸した。
かーちゃんの迎えの車で自宅へ戻る。食べ慣れた手作りのお昼ご飯をいただく。当初は博多でレンタカーを借りて糸島映えスポット巡り、スイーツと牡蠣三昧の予定だったが、それはまた次の機会に。荷物をほどいてヨガマットの上にお土産や大会Tシャツを広げて撮影。家族へのお土産は明太子にめんべい、あまおうクッキーでした。ハプニング続きだったけど、素敵な出会いもあった楽しい旅RUNでした。


さあ、次は3月、広島県福山ハーフマラソンです。かーちゃんは走らず観光のみ、マラソン終了後は尾道に宿泊し、翌日レンタル自転車でしまなみ海道をツーリングする計画です。それまで、もう少し走り込みをしなきゃ。