界 奥飛騨、新穂高・高山旅

6月に定年退職で無職となったかーちゃん。7月に人事異動で職場が変わった私。新しい環境にも少しずつ慣れてきて、7月末に連休が取れそうとなり、17日に星野リゾート 界 奥飛騨を予約。ばーちゃんと3人でリーフ旅となりました。

界 奥飛騨は、2024年9月にオープン。「界」ブランドとしては24施設目で、東海3県に初上陸のホテルだ。奥飛騨温泉郷は、平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉という5つの温泉郷の総称。「界 奥飛騨」は、温泉郷の玄関口である平湯温泉に属する。

奥飛騨温泉郷には25年前の2000年、子どもたちがまだ5歳の時に奥飛騨温泉郷オートキャンプ場、2004年、平湯野営場、2006年に奥飛騨温泉郷オートキャンプ場でそれぞれ2泊している。平湯大滝、西穂高ロープウエイにもそれぞれ訪れている。

2000年 奥飛騨温泉郷オートキャンプ場の様子

2004年 平湯野営場の様子

2006年 奥飛騨温泉郷オートキャンプ場の様子

7時30分自宅を出発。最初の目的地は平湯バスターミナル。途中ひるがのSAで30分のEV充電、バッテリー容量92%で出発すると、ラジオで地震・津波情報が…。旅行続けられるかと心配しながらもリーフを走らせる。

奥飛騨へ平湯バスターミナルには11時30頃到着。ここでは無料で充電器が使用できる。扉を開け、ノートに記帳し充電開始。その間にレストランで昼食。私は山菜うどん、かーちゃん、ばーちゃんはざるそばを頂いた。

92%まで充電し、新穂高ロープウエイしらかば平駅へ。西穂高口駅までの往復は3700円、3人分11000円。2階建てロープウエイに乗込み7分程で西穂高口駅に到着。

展望台に設置された「AlpScape」モニュメント。

雲が出ているものの北アルプスの山々が映える。槍の回廊、西穂の踊り場などで写真撮影。

展望台にいった2人と再び槍の回廊を訪れると、60歳かーちゃんも88歳ばーちゃんも足元が網になっているせり出した展望デッキに降りていった。

30分程散策し再びロープウエイでしらかば平駅へ戻る。ショップでかわいいビンに入ったアルプスのプリンを購入。

再び平湯バスターミナルに戻りEV充電。今回も待ちなし。20分程で100%になる。

15時 星野リゾート 界 奥飛騨到着。

WEBの紹介写真。本館の外観とフロント。

敷地内には、東西2つの宿泊棟に加え、大浴場のある湯小屋棟(本館内だが入口が別)、中庭や足湯のある離れ棟という4つの棟がそれぞれ独立。宿泊客は宿泊棟から出て、湯小屋棟や離れ棟などへ足を運ぶ。

私たちの部屋は東館411号室。いつものように部屋でチェックイン。ご当地楽や朝の湯治体操の紹介を聞きさっそく電話で予約した。

飛騨の伝統的な木工技術である曲木(まげき)をモチーフにしたヘッドボード。

界オリジナルの風呂敷。ヒノキの木の色を模した黄土色でした。ご当地楽で素敵なバックに変身します。

大浴場には、本館の下側の入り口から暖簾をくぐって向かう。階段を上がって男湯へ。内湯には源泉掛け流しの「あつ湯」と、リラックス効果の高い「ぬる湯」という2種類の湯船がある。湯上がり処、アイスキャンディーはいつもの通り。


17時30分から食事処で夕食。通された半個室のテーブルには怪しげな飾りが…。

「本日のお献立」を開くと説明書きが書いてある。山彦人形 開運、魔よけのお守り。北アルプスの山並みを表し、顔は自然への畏怖(いふ)の念を、色彩は四季を表しているとのこと。

お楽しみの宝楽盛りは、囲炉裏端を思わせる古材を使⽤した料理の盛り付けで、奥飛騨らしさに触れていただける旬の会席となっている。牛肉は、あえて味噌仕立てのすき焼きにして味わう新感覚の一品とのこと。

奥飛騨と聞くだけで何故か日本酒を飲みたくなる。日本酒三種呑み比べを注文。私は白真弓が気に入りました。

先付け すったてと牛しぐれ。煮物椀は鮑真薯 白葱、柚が入った優しい味でした。

宝楽盛り。古材の盛り付けから配置換え。鮎姿煮と刺身が絶品でした。

揚げ物の天ぷらとメインの飛騨牛味噌すき焼き。味噌仕立ての汁をレンゲで2杯とり、とろろと混ぜて薬味も入れて飛騨牛を頂くとのこと。不思議な味でしたが肉は口の中ですぐなくなりました。残ったとろろはごはんにかけて頂きました。

飛騨コンロの網の上に、串に刺したマシュマロ。みたらしあんをかけて
いただきます。下にある黒糖のアイスにもあんがかかり、よく混ぜると塩味と甘味が合わさっておいしかったです。私は火もついていないのに網をよけてしまい、紙の上にマシュマロを直接おいてしまったのでかーちゃん大爆笑でした。

夕食後ホテル周辺を散歩。スポットライトがロゴを幻想的に照らしていた。

20時からご当地楽「飛騨の匠体験」。曲木造りを体験し、界の風呂敷で風呂敷ハンドバックを作ります。

テーブルに着くと界のロゴの入った木と半円と2か所の切込みのある木材がおいてある。飛騨の地域で生まれた職人集団「飛騨の匠」の技術で作る曲木は部屋の椅子やベッドボードにも用いられている。

今回はあらかじめお湯で蒸かしておいたヒノキの木を半円の木材を使って徐々にまげて風呂敷ハンドバックの持ち手のカーブを作る。

適度なカーブが着いたら切込みのある棒に差込み固定。それをスタッフが預かりレンジでいっきに乾燥させる。水分を飛ばすことで形が固定されバックの柄になるそうだ。風呂敷の端を通してバックが完成した。

離れ棟、西館、湯上がり処。幻想的な明かりで照らされている。夜の大浴場へ。

露天風呂は北アルプスの雪の回廊をイメージしたという丸みのある白い壁に囲まれていた。WEBの写真。

買っておいた金麦飲んで22時30分には就寝。

朝5時起床。平湯大滝までラン&散歩。21年前はキャンプ場から向かったので川の反対側から見たのか、景色が全然違っていた。どこから流れてきているのかと思うほどの水量でした。帰りに撮影した朝日に照らされる山々も素敵でした。

朝食前7時10分から現代湯治体操。そのまえにかーちゃんは足湯。私は散歩後温泉入っているので足湯はパス。

棒を使って飛騨の匠の技を感じながら、体操やストレッチ、深呼吸を行います。1枚はWEBの写真です。

界共通の呼吸法は4拍で鼻で吸って、8拍で口から吐きます。この呼吸法に合わせてストレッチ。体操を行います。

ヒノキの某を使って木こりのポーズで体操。斧で木を切るイメージ。ヘイヘイホーで棒を振り下ろします。次はノコギリのポーズ。最後は木を置いて腰をトントン。楽しい体操でした。

7時30分から朝食。地元食材を中心にした和食膳「ご当地朝食」。丸い木のお皿に盛り付けられた小鉢。保存食である干し野菜を使用した「干し野菜と豚肉の味噌鍋」。甘露にした鮎がとても美味しかったです。

朝食後は女性陣は温泉へ。私は部屋でくつろぎ10時にチェックアウト。いつものようにスタッフの方に写真を撮っていただきました。

11時15分頃高山に到着。朝市は外国人が一杯。インバウンド人気はすごい。

6月に開催されていた「飛騨高山酒蔵のん兵衛まつり」。行きたいなとチェックしていたイベント。そこで紹介されていた平田酒造場など巡る。

ばーちゃんは素敵な携帯も入る肩掛けバックやまめ煎餅など購入。汗びっしょり歩き回った後、子鯛焼き、アイスなど売っているお店で休憩。抹茶アイスおいしかったです。


帰りもひるがのSAで充電。私の携帯が不具合発生でアプリの起動に手間取る。充電器の場所も変え、かーちゃんの携帯を使って何とか充電開始。20分充電し出発。自宅には15時30分頃到着しました。

界 奥飛騨。いつもと違う雰囲気で楽しめました。本当に星野リゾートは発想が豊かだと感心します。

界オリジナルお湯印帳。6か所目の界 奥飛騨。9月は界 加賀を訪れます。